あの夏、いなくなった君。~ずっとずっと大好きです~






キーンコーンカーンコーン…と昼休みを告げるチャイムが鳴り響いた。


この時間な弁当を食べたり購買へ行ったり、と自由な時間。


オレと圭は購買で適当にパンを買い屋上へ向かう。


これがいつもの日課だ。


人気のない階段を上り、錆び付いた扉を開ける。


この時に吹く風がオレは好きだ。


清々しくなるっていうか、嫌なことを忘れられる気がする。



「あぁ~腹減った。さっさと食おうぜ、誠」



そう言い地べたに座る圭の隣に、オレも腰を下ろした。