朝は大抵寝起きが悪く、言ってしまうと学校へ行くまでの記憶が曖昧だ。 無意識に圭にそんなことしていたとなると、少し申し訳なる。 「今度から気をつける…」 そうボソッと言うと、圭は目を見開いた。 「…いや、本当どうした?やけに素直じゃんか…」 「熱でもあるのか?」とオレの顔を覗きこむ圭。 少し照れくさくなってそっぽを向いた。 ……そんなにいつもと違うのか。オレ。