あの夏、いなくなった君。~ずっとずっと大好きです~


「じゃあ、まこちゃんとかどう?」



「まこちゃん…」



感想を待つかのようにニコニコしながらオレを見つめてくる。


少しばかり男としてのプライドが傷つくあだ名だが、さっきの『まこっち』よりはマシだ。



「もうなんでもいい…」



「じゃあまこちゃんねっ!」



なんて図々しい女なんだ。


でもいつものオレならこんなの無視して速攻で帰るはず。


そこらへんが不思議なんだよな…。