あの夏、いなくなった君。~ずっとずっと大好きです~


「ごっ、ごめんなさい!!てっきり同い年かと思いまして…!!」



勢いよく頭をさげる様子をなんとも言えない気持ちで見るオレ。


こんなあらかさまな敬語…なんだか逆に落ち着かない。



「別にいい…今まで通りで」



「でも…」



進み出したオレの後を焦りながらついてくる。


あの図々しさはどこへ行ったのか。



「今さら敬語とか疲れるし」



まだ何か言いたげだった桜井だが、しぶしぶ了承してくれた。