全力恋愛。

「いってきまーす!」

勢いよくドアを開けて外に出る。
少し肌寒かったが駅までの道をひたすら歩く。
大きな駅前の交差点で、前を通る車をぼーっと眺めた。
薄暗い青色の車に目がとまる。

「・・・。」

美絵は無表情に見つめていたが、すぐにはっとして目をそらした。