しかし数人だけ一年生が残っていた。 「君たちは、入部希望ってことでいいかな?」 使えないお兄ちゃんをよそに、悠太先輩が一年生に話しかけた。 「「「「はい!!」」」」 「よし、んじゃあ一通りメニューこなそうか!」 「「「「はい!!」」」」 「んじゃあまず体操からー」 さすが悠太先輩。 お兄ちゃんは悠太先輩の斜め後ろで肩身狭そうに体操をしていた。