― カランコロン―――

心地いいチャイムの音が鳴った。


「いらっしゃい」

人の良さそうな雰囲気の若い店員さんが声をかけてくれた。

「あの、モーニングコーヒー頂けますか?」

「はい、承りました」

そう言ってニコッて笑うと店員さんはコーヒーを作り始めた


少しボーっとしていると....


「モーニングコーヒーです、どうぞ」

「あの、」

「なんですか?」

「店長さんとかいないんですか??」

「僕が店長です....」

「え、お若いからつい、ごめんなさい」

「あ、若く見えます?やった」

そう言って柔らかく笑った