そう、先生のいう高本というひとは
それはそれは、「女神」だったのだ。

窓際に座っている彼女は柔らかな
風に髪を揺らす。

風に揺らされた真っ黒なストレート髪は彼女の手によって
かきあげられる。

あっ反則っ

更に小柄のように見えるが
クールなオーラを出しており
どこか大人を感じる
こっちが転校してきたってのに
まるで

あっ?そう?
みたいな素振りをする彼女

可愛いという言葉では
とてもじゃないが収まりきれない。

ふと彼女がこちらに目線を送る

その時俺が高本に惚れたのは
その時だろう。 

彼女がニコッと微笑みかけてきた。

ノックダウンっ




気づけば俺は保健室にいたらしい
どうやら気を失ってたようだ。

あ、いま思い出した。
あの時...
俺は高本の笑顔をみてあまりの可愛いさに
失神してしまったんだ。
あれは、きょーれつだったわ....
だが、この時保健室には
俺一人ではなかった。


因みに先生ではない


と思う。