鎖に縛れたお姫様









瞼を開くと見覚えのある天上がある

「…夢?」

(またあの夢を見てしまった……)



私は空気のいれかえで窓を開けた
…昼?

とっさに時計を見る

5時15分…



や、やばい、大遅刻だ…
そして携帯を見ると電話やメールが山ほど来てある

恐る恐る見てみると



優雅1時20分“美優、今日はこないのか?”
輝 1時35分“おいブス、さっさとこい”
薫 1時50分“美優ちゃ~んどうしたの~?”
忍 3時14分“お嬢さん、ヤバい…鬼がいるから早く返事ちょうだ
い(つд;*)”
輝 3時15分“おい無視か?殺すぞ”
薫 3時16分“反抗期なのかな~?”
忍 3時36分“お願いだからさ、これ以上優雅を怒らさないで?”
優雅4時10分“美優、今日こないのか?”
薫 4時15分“そろそろ俺も怒るよ~”
優雅4時20分“美優、今日こないのか?”
輝 4時20分“ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス”
忍 4時27分 “皆俺の家を荒らしています…felp me(/--)/”
輝 4時29分“ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス”
優雅4時30分“美優、今日こないのか?”
忍 4時34分“弁償してもらうから(`Δ´)”
輝 4時35分“ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス”


…もうこれ以上読めない…そう思って携帯を閉めた



“チャランチャチャチャララララ♪”

ビクッ


で、電話だ…