鎖に縛れたお姫様






「輝、すご~い」


「…」


二人はやっと顔をあげる



「おまえらなぁ」




俺はため息をする


ガチャ



「これでいいんでしょ?」



二人はブスを恐る恐る見ている


「…忍は?」


「ああ…、用事ができたんだとよ」


「…そう」




「わりー…、俺そろそろいかねーと」


「え?優雅もう帰るの?」


いつもの笑みで“ああ”と言い帰った


優雅は可哀想だ…
あの人たちの息子だから






そんだこんだで1日が終わる


なぜだろう…

解散するとブスは前と同じ一瞬苦しい表情をしていた




きのせいか?だって…、












お金持ちの娘なんだから