鎖に縛れたお姫様





すると後ろのドアが“ガチャ”となる





俺はあえて後ろを見ない


だって二人とも顔が赤いからだ



「ひーかーるー」



ブスは色っぽい声で俺に話しかける
今、本当にやめてほしい



俺が恐る恐る後ろを見ると赤く染まった頬に、服がダボダボで、ワンピースみたいになっていた


やばい、今鼓動がすごく速い


「なんでズボンがないのよ!馬鹿なの?ねえ、馬鹿なの?!
今すっごく恥ずかしいよっ!」


ブスと俺の顔が近い!
近すぎるっ!


俺はとっさに二人に助けを求める

でも二人はブスをみずに“自業自得”といい漫画を読んでいた