「夏花っ!!」
俺は精一杯叫んだ。そして声が届いたのか夏花がこっちを振り向いた。
「せっ、刹那ぁぁぁぁ!助けてよぉぉぉぉ!」
そう言い、振り向いた夏花の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。
「チッ。うるせぇガキだな。さっさと乗せろ」
「了解っすー」
男たちの声が聞こえてきた。俺はカッとなりその男たちの中に全力で走っていった。
「うおおおおお!!!」
タタタターーー
「うわ、なんだこいつwwwwww」
「弱者乙っすねー」
「いっぺん、痛い目に合わないとわかんねーみたいだなぁ。」
そういい、男の内1番強そうなやつがパキパキと拳を鳴らした。
そして次の瞬間ーー、俺は力強く殴られ数10m吹っ飛んだ。
「……ってぇな」
「せ、刹那……ああぁぁぁぁ!!」
「夏花…」
「うるせぇ。黙れや。」
グイッーー。
「ったぁ!痛い痛い!痛いよぉぉ!うっ、うえっ。」
男は夏花の絹のような髪を汚い手で鷲掴み、引っ張りあげたのだ。

