小学生と隣の狼さん

なんか、気の毒……ううんっ!
そんなことは、思わない!俺!

自分でもびっくりするような速さで走って、夏花が見えなくなるくらいのところまで来た。
「さすがに、もう来ないよな…」
俺は、そう察して、学校へいつもの歩幅で向かった。

わずか3分で学校についた。
そして、階段を駆け上がり、自分の教室へと向かう。
カラカラーー
教室を見ると、汐梨はもう席についていた。
俺は、隣の自分の席に荷物を置き、汐梨にあいさつした。
「おはよう!」
「…あっ。えっ、おはようっ」
汐梨は、突然かけられた言葉に戸惑ってから、返事を返した。
と、突然教室のドアのほうが、わーわーと賑やかになっていた。
俺は、なんだろと思い、見に行った。
すると…
「………あっ!刹那!」
な、な、な、な、なぁ、夏花ぁーーーーーーー!?
何しに来たんだよ!
意味わかんねー。
ストーカーかよっ!
俺は、ふと夏花の手に目がいった。