小学生と隣の狼さん


ガチャ
「ただいまー」
佐伯さんのことを考えているうちに、家についた。
そして、真っ直ぐ自分の部屋へ向かう。
鞄を投げつけ、床に寝転ぶ。
「はあぁ…。佐伯…汐梨……
うわあぁっ//可愛いっ!」
思わず、叫んでしまった。
佐伯さんは、俺のことどう思ったかな…?

すると、窓からコンッと音がした。
どうやら、石が当たったみたいだ。
窓のほうを見ると……
「うわっ!夏花!?」
なんと、夏花がこちらをジトーっと睨んでいたのだ。
「刹那…。佐伯汐梨って誰…?」
げっ。さっきの叫び声聞こえてたのか…
俺は、夏花のいるベランダにでる。
「ん?いやぁ…。単なる友達だよ。あはは。」
「でも……可愛い…って…」
うわあ…。全部聞いてたのかよ…。
なんなんだ…。
でも、夏花なんか……すねてる?
「……夏花。お前、アレか?
あの…ヤキモチってやつ」
俺は、笑い飛ばした。
「ちっ、違うっ!!」
夏花は、ムキになって答える。
ちっ。素直じゃねーなと思いながら、
夏花を見る。
「…つーか、夏花に関係ないし。」
俺がそういうと、夏花は、大きく目を見開き、そのまま無言で部屋へと入った。