昨日上から降ってきた水滴は、理さんの睡眠薬だったのだ。だから、睡魔が急激に襲ってきて…。
「…って、何勝手に私を実験台にしてるんですかっ!」
「あ?何か文句あっか?」
「大ありですよ!もし私に何かあったら、どうしてくれるんですか!」
「じゃあその時は、俺がどうにかしてやるよ。」
「いいように言って…。あの、私仕事があるんで…。」
ベッドから起き上がろうとしたが、理さんが私を抱きしめ、阻止した。
「ん…ちょっと、今度は何するんですか…!」
「…やっぱり…正解だった…。」
「ちょっと、言ってる意味が…。」
理さんは私から離れ、言った。
「三日後になれば、分かるはずだが?」