そんな、個性的な三人が学校まで案内してくれるみたいだ。

皆に気を使わせないためにも早く慣れなきゃいけないと思った私は、明るい声で挨拶をした。


「みんなーおはよ!!!」



「おはよー!!!」

「おはようございます!」

「ん」


里美と絵梨からは、明るい返事が返ってきて些細なことにも関わらず、嬉しくなった。


でも哉碼の返事には、なぜだか少し落ち込んでしまった。


「かなめー、だめだよー。挨拶はちゃんとしなきゃ。」

「そうですよ。安斎さんの言う通りです。挨拶は大事ですよ!」


が、案の定女子二人に注意されていた。


なんだか、生活指導の先生みたいだな、と内心思った。