それに尚更涙が溢れた



大人びた小学生の茉百合も慌てる



だけど、僕は笑って



「ありがとう。」



色んな意味を込めて伝えたんだ………



すると茉百合は笑って僕の手をとった




「目、瞑ってて」



そう言われて静かにまぶたを下ろした




瞬間、目の前が真っ白になった









「……………黒、百合…?」





その声に、目を開いた。