「じゃあ、これはどうだ?


 
 …姉である私が、その罪を許す。



 …なんて言ったら。」




「え………………?」





その時の私の顔は酷かっただろう




少し自分と似通った顔を見て




酷く驚いていたのだから…




「お姉、ちゃん?」



「羽衣。羽衣は身を隠すといい


 
 私の家で。



 そのかわり、誰にも見つかるな…



 少し酷かもしれないけど



 2年ほど、辛抱してほしい」




「お姉ちゃん…



 …………わかった」




―篤、みんな…



 また会う日まで……―