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「まずは、それにあわせて改良してみます。できたら石田課長に連絡するので、先方にみてもらってもいいですか。実際にみて、使ってもらって、必要あれば、さらに改良します。」


「了解。ってか、敬語やめろ!」


「へ!?」
ビックリして、へんな声が出てしまった。


そして石田君は声を出して笑っている。
「かわんね~~な、その、アホづら。」



アホ?


アホって言われた?
『かわんね~~な?』
そんな前からアホづらだった??



石田君はようやく笑いが落ち着いたのか、話を続けた。


「俺と早乙女は同期だし、昔は一緒に仕事をしていたわけだし。アホづらも知られている仲だし。」


いや、だから、アホづらって??
そんなにアホな顔でした?


あぁ、気になるし。


本当にアホづらだったら、これから気をつけなきゃいけないでしょ~~。



「う、うん。わかった。それじゃあ、システムできたら、連絡する。」