絵描きは毎日俺のことを描いた。

俺は絵描きが絵を描く姿を見るのが好きだった。

彼の真剣な眼差し、優雅な指先。そこから描かれる俺の姿は美しく見えた。

絵描きのスケッチブックは俺ばかり描くものだから黒ずくめになった。