*まゆかSide *


 近くの公園まで走ってきた。


「ひくっ…ぐすっ…う…」


 ベンチに座りながら泣いた。

 
「どまんないよおぉ
これじや家に帰れないよおぉ……」


 カッコ悪いけど、やっぱり簡単にはふっきれないよ


「~優斗ぉ好きだよぉ~
うあぁん、うううっ」


  す……っ
  
 なんかが額に当たった。
 そっと後ろを向いた……


「…ったくしょーがねーな
うっわひっでー顔」

「優斗…」


 ってヤバ聞かれたかも


「な、なんでここに──来んなっ見んなっっ!!」


 わたわたして、腕をふってたら


「報告したいコトあるって言ったよな
なのに勝手にゴカイして消えやがって..…」


優斗なにいって…


「…ゴカ…イ?」

「オレ今日でお前のライバルやめっから」

「…どーゆう意味………?」


意味わかんない、なん……