あたしはそこに立ち尽くした。


「あっそうだ、まゆかも一緒に食べるか?」

「…」


 なんで?


「まゆか?」


 どうして?


「…ない」

「えっ?」


 なんで受け取ったのよ!!!!!

 優斗のバカ

「いらない!!!!」

「ちょ、まゆか!!」


 あたしはその場から逃げた、逃げたくて 仕方がなかった。