家に着くまでに色々なことを話した。
ってゆうか、聞いた。
「この間のクレープ美味かったよな」とか
「最近、課題が多いよな」とか
いろんなことを話した。


でも、全部ついていけなかった。


だから、「うん」とか「そうだよね」とか
その場の空気を読んで相槌をした。


時折、涼が
「全然喋らねぇけど、大丈夫?」
と、聞いてきた。

気持ち悪いほどに優しい。
何か企んでるんじゃないかと、疑ってしまうほど。


でも、付き合ってるんだから
これぐらい普段だよね…。