「はぁ。良かった…。マジビビった。梯子から落ちた時は、どうなるかと思った」


「はしご……?」


「?……お前、梯子から落ちて頭打って丸一日寝てたんだぞ?知らねぇのか?」


「………私、階段から落ちたよ?」


「お前、本当にバカになったのか?
ま、いいや。元からバカだし。とにかく、目が覚めて良かった。」


「元からは余計だ」


私がツッコミをいれると
涼は「ははっ。そうだなっ」と言って


私を抱きしめた。