────9月────


私は須藤くんと初めて会った海岸に来た。


「せっかくの新学期なので曇りかー」


ザッ……



えっ、なに!?

いま何か動いたよね。



音の聞こえたほうを見てみると




ドックン────


「久しぶり」


す、須藤くん、だよね。


「……須藤…くん」




「………少し………いいか?」