N ❤︎ G

ーで、理科室。濡らした雑巾に 硫酸をかける、という実験中。

「グロい…」

ルカが思わずそう呟いた。
私も同じことを思っていたが、あえて口に出さない。

「この液体は硫酸といって、モノに反応するとこうやってどんどん溶かしていきます。
これが手についたらどうしようもないです。
この雑巾みたいに ただれて皮膚とかします。肉も骨もとかします。
そうなったらもう みんな溶けてなくなっちゃうな」

カケルの言葉は口調こそ軽いが、言っていることはストレートだ。
みんなは息を飲んで実験を見守る。