それは、私が貧血で学校の玄関前で


座り込んでるとき…


彼が来て、手を差し出してくれた。


その時の私は、頭がボーっとして


立つことも出来ないでいた。


彼の手を借りて保健室に行って


ベットに横になると、彼の行く後ろ姿を


見ていた。誰なのか分からないまま…


その日から、彼の手が忘れられなくなった