次の日、ついに来た。

部屋のベンチでアイスを食べていると


隣の部屋から、高倉くんが来た。

「いたいた。今日からよろしくな!」



「はいはい。」


「そうだ。こいつ俺の友達の
 片桐隼人(カタギリ ハヤト)。」


それを聞いて、顔を上げると

驚いた。


「あっ…………」

(あの時、玄関で女の人といた人だ)




「あれ?知り合いだったの?」


「嫌、別に…」


「そう…
 そうだ。美紅、ハサミあるか?」


ちょっと、待って…


今………