心陽SIDE







雪さんに抱きしめられて寝たはず…。





起きたらとなりにはかすかな温もりと一人分のスペースしかなかった。









「心陽ちゃん?入るよ。」







雪さんは返事を待たずに入ってきた。






「…おきてたのか。」





「はい…。なんだかホントにぐっすりねむれて・・・・。」







「そうか。それはよかった。ところで今日はフリーなんだけどよかったら一緒に外に出ない?…ここに来てからロクに外出してないだろ?」