「なあ、実愛。
俺が何で実愛の事助けてるか分かる?」

そっと唇を離して聞く。

「え...そんなの私がどんくさいから...「ちげーよ」

もう、言ってやる。

「おまえが、実愛が好きだからに決まってんだろ」

「うそ...」

実愛はキョトンとしている。

「だから俺と付き合ってくれねぇか?」

実愛の顔が真っ赤になってる。

「わ...私でいいの?」

私でいいの?なんて...

「おまえがいい」

俺は、それだけ。