しばらく鍵盤に触れてなかったのに、

オカシイくらい、爽やかに。
オカシイくらい。ミスもなく。

いつもよりも明るく

晴れやかに。
俺なりの演奏で、それは終わった。

「……どうでしたか?」

俺は明日からゆっくりと立ち上がり、後ろを向いた。