次の日

私は、聖に返事をすると決心した。

部活の時間に呼び出し、話をした。

みほ「あの、前のだけど・・・ごめん。君とは付き合えないよ。」

聖は表情ひとつ変えなかった。
みほ「歩花にひどいことさせたもんね。」

聖は驚いた顔だった。
なぜそれを知っているんだとでも言いたそうに。

聖「俺はみほが好きだった。そんな中であいつは邪魔だったんだよ。」

とても仲がよいと思っていた私には衝撃の一言だった。

聖「歩花を使ったのは謝る。だけど、あんなやつに片想いするよりはいいだろ?」

みほ「聖はそんな人だったんだね。初めて知ったよ。私は…」

泣きそうなのをこらえて言った。

「「「駿太が好きなんだ」」」
これは、今までの中で一番はっきりと言えた。

改めて、自分の気持ちに素直になれて嬉しかった。

それからは、聖に背を向け歩き出した。

顔も見たくなかった。








あれから、1年。

私のとなりには駿太がいる。

あのあと、話をするとすべてを理解してくれた。

好きだと言った。

返事はおんなじ気持ちだったとゆうことだった。

つまり、すべてのことですれ違っていたのだ。

今、はっきりと言えることがある。

「「「私は幸せだ」」」