その話を聞いた私は、安心よりも先に後悔の思いが来た。

歩花は聖に脅されていたのにそうとも知らず歩花を攻め続けていた。

私は、涙が止まらなかった。

自分でもなぜ泣いてしまったのかはわからない。

みほ「歩花、ごめん。」

これが精一杯の言葉だった。

どれだけ言っても伝わらない気がしたのだ。

歩花「私もみほに辛い思いをさせたよね。」

歩花が謝るのは間違いだと思ったが、泣いてしまっていた私には声に出せなかった。

二人は泣きながらも笑い、抱き締めあった。

二人の友情は消えてはいなかった。

歩花「これからは離れないよ。」
みほ「当たり前じゃん」

この約束は絶対に忘れられないものになった。

しかし、まだ話は終わっていなかった。

私は、聖に告白されていたのだ。

返事をしなければならない。