ガチャッ

自分の部屋に上がった。

まだ、あのときの言葉が頭の中を支配している。

私はどう返事をしたらいいんだろうととても、悩んでいた。

そんなとき。

・・・チャラリーン♪

メールが来た。

歩花からだった。

前のメールを無視してしまっていた。

内容は、「話したいことがある」と同じことだった。

-次の日-
私の前には歩花が立っている。
会って10分は立っているだろうがお互いなにも話していない。
先に話始めたのは私だった。

みほ「なんのはなしがあるの。」
歩花は泣きながらもはなそうとしていたが途切れとぎれの言葉だった。

歩花「わ、私は…みほの…好き、好きなひとをとろう…とろうとしたわけじゃな…いの」

またかと呆れていたが次の言葉を聞いて驚いた。

歩花「聖に脅されたの。」

え…。あの聖が?あんなに優しくて私をかばってくれた聖が?
私はすぐには信じれなかった。
みほ「じ、冗談はやめてよ。人を巻き込むなんてサイテーじゃん」
動揺しながらも否定したかった。

歩花「あれは、今から2ヶ月くらい前のことだよ。」

歩花はこれまでのことを話し出した。

一番最初は、歩花も冗談だと思っていたらしい。
しかし、聖は本気だった。
最初の命令は、
「駿太と仲良くしろ」と言うものだったらしい。
歩花は聖に逆らえず駿太には積極的に話しかけた。

満足したのか聖は次の指示を出した。
それが「付き合え」だった。

歩花は本気で無理だと言ったが聖はそんなことを聞くことはなかった。

歩花は聖が怖くなり、悠太に相談した。

しかし、悠太も聖には逆らえないと答えた。
誰も聖を止められなかったのだ。

そして、付き合うことになった歩花は駿太にすべての事情を教えた。

最初、駿太は戸惑っていたがなんとか彼氏としていてくれることになった。