~ブルルルルル ブルルルルル…~

今日も彼、竜也からの
着信で目が覚める。

まだ、朝の5:30。

それでも私は幸せだ。

「ん~おはよ、たつやぁ♡」

『お、起きたか、おはよ』

電話越しから聞こえてくる
竜也の声は寝起きで
起こった時みたいな低い声。

淡々と朝の他愛ない会話を
すませながら今日も学校へ行く
準備をすませ、竜也に話しかける。