美術部にて__。
「真礼くん、新しく転校生が来たからさぁ、この由緒正しい美術部にいれてくれよぉー」
ん?転校生?こんな時期に?
「どんな子なんです?」
「女の子だよー♪」
相変わらず先生はキャピキャピしてるなぁ(笑)
この担当教科美術で美術部顧問の二ノ宮美穂先生はいつも明るい、、、。
それに裏岸真礼先輩はいつもと変わらず冷静だし(笑)
 そう美術部部長は、僕の2つ上の裏岸真礼先輩。
頼りになるし、リーダー的存在だし、勉強出来るし、かっこいいし。
欠けるとこがない。
「女の子か。」
女の子ねぇ。僕、女の子あんまり関わったことないんだよねぇ。
「そうだよ!この部活さぁ、美術部なのに、ふつう女の子がいていいのに、女子生徒。ひとりもいないんだよ!?寂しいよぉー」
「うちには、女子生徒みたいな、男子生徒がいますでしょ?」
は?何で僕の方向くの!?
「あぁ♪可愛い男子生徒がひとり(笑)」
「先輩!先生!な、何でぼくなんですか!?」
「美咲ってさぁ、名前じたい女じゃんかぁ(笑)」
「名前が女の子ぽい子なんていっぱいいますよ!!」
「そぉかぁ?」
この部活はどんな方向性をもってどこに向かうのやら…。
__はぁ。部活さぁ、に入った理由が、ただ絵が好きで美術部に入っただけだからなぁ。
でも、先生が気にしてる子。僕も気になるなぁ♪
「まぁ、そういう事で、2人!その女子生徒を美術部にするの頼んだよー♪」
「分かりました。最善を尽くします。」
「ありがとうー!!部長は頼りになるねぇ!楽しみ楽しみ!」