俺はまだ、アイツに『好き』だって伝えてない。
このままじゃ、いつか他の奴にとられちまうって思ってる。
 いざ告ろうとしても、いつも邪魔が入って、、、。
アイツにちゃんと好きって伝えて、OK貰ってさ、毎日1回は、アイツを抱き締めて、はなさねぇーって言って大好きだからって。
 伝えてたい。
いつかは、デ、デート?したいって、、、。
キスとか、、、。



「っ痛て!」
「あー!ごめんっ!!」
「あ、こっちこそすまねぇ、考え事してたわ」
「留加、俺先に教室帰るから」
「お、おう」


__へぇ、コイツ留加つんだ。まぁ俺には関係ないけど。


__さっそく呼びますか。 

「って叶のやつ、男子のヤツらにからまれて、、、」

__あ゙ーマジムカつく。


 振り向いた。


ヤッパリ、この高校の制服って、、、叶の為につくられたって言われても、、、。


やべぇ、叶の兄ちゃんよりヤバい気がしてきた。

俺はどんだけ叶に依存してんだよっ!


「叶ー!」

「あ、優くん」

「『あ、優くん』って、お前が俺の妹みてーじゃん(笑)」

「たってさ、まさって呼ぶの変な感じするし、ゆうくんの方が呼び慣れてるっていうか、、、ね?」

__ね?って、、、、。ぁぁぁぁぁ。俺の理性がぁぁぁぁぁもたねぇーよ。
やべーマジ可愛い。
キスとか、キスとか。

キスしてぇーー。

ダメだ、俺。抑えろ。抑えろよ。

ふぅーーーー。

よし。

「あ!あと、かわいいしっ!」


___バカだぁぁぁぁ。世界一。いや、宇宙一。かわいい。

「べ、べつによー。男が可愛いとか言われても嬉しくねーから」


「じゃ、ゆうくんっマジイケメンでかっこいいよ♪♪」

__ぁぁぁぁぁ。もうだめ。可愛い。
だが、抑えろオオオオオオ!!

「ありがとなっ!!」

 本心からのことば。精一杯の抑えと奮闘中の俺。

「ってゆうくんっさっきの本気で信じたの!?」

__あぁ。信じたさ。

「お前の口から出た言葉は、俺、本気で信用するから」

「もぉー何よそれ(笑)」

__これで最初の休み時間は終わった。


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