さくら

やっと泣き止んだ裕乃ちゃんの目は、赤く腫れてしまっていた。
「もう、大丈夫?」

「うん、目は腫れちゃったけど…」

「ごめんね、本当に…
でも私、そんなに危なかったの?」
裕乃ちゃんの反応から、少し不安になったのだ。
事故のことは何となく憶えているけど、自分がどんな状況だったのかは、まだ聞いてなかった。
「危ないどころじゃないよ!
3日も目が覚めないんだもん。どうしようかと思ったよ…」

「そうだったんだ…」
3日も…
たくさん心配かけたんだと改めて実感した。