初めての恋に溺れる人魚~my first love~


何時ものマイナス思考が嫌になる。

私は今、〝月島先輩の彼女”だって、そう思うのに―…


「海音ちゃんは、響が送っていくだろ?」


小栗先輩の言葉で、ハッとする私。


「お前らから言われなくても、そのつもり」


そう月島先輩が答えてくれる。


「送り狼になるなよ、響」


「だから、お前と違うって」


「熱いね~新婚カップルは」


「ほら、お前もさっさとミニスカ秘書のとこに行けよ。海音、行くぞ」


「はいっ」


月島先輩に呼ばれて、慌てて帰り支度をして鞄を持つ。

今日も一緒に帰れる―…