「今度コイツに用がある時は俺に言って来いよ」
「……っ」
「というかさ、お前らみたいな女、目障り。コイツと二人になりたいから行ってくんない?」
「~…っ、は……い……」
小谷さん達は悔しそうな顔で階段をバタバタと下りていく。
でも、立ち去る間際に私のことを思い切り睨んでいく辺りは、さすが小谷さんだ……
二人がいなくなると、キーンコーンと一時間目が始まるチャイムが鳴る。
教室に戻らないと、と思うけど、足が床から離れない。
固まったままの私。
でも、二人から解放されたし、とにかく月島先輩にお礼を言わないと、と、ぐっと身体に力を入れる。

