初めての恋に溺れる人魚~my first love~


小谷さんと前園さんが、驚いた表情で固まってる。

そして、壁には月島先輩の足。

二人の間にちょうど上げられてる。


「お前らの仲が良いって、こんなカンジで詰めること?」


冷たい表情の月島先輩が低い声で言う。


「……っ」


二人は何も言えずに、ただただ壁際で固まってる。

こんな風に月島先輩に言われたら、私が二人の立場だったら怖過ぎて泣いてると思う。

私も呆然と立ち尽くしていると、月島先輩がこっちを見て、また瞳が合う。

わ、私も何か言われるのかな―…

ドキドキしながら私もぐっと瞳を閉じて覚悟を決めた。

けど、次に飛び込んできたのは思わず耳を疑ってしまう様な言葉-…


「ついでに言っておくけど、コイツ俺の女だから勝手にこんなトコに呼び出してんじゃねーよ」


えっ……?って思う。

〝俺の女”って私のこと???

いきなりの月島先輩の言葉に、今度は私が固まってしまう。