「二年の浜崎海音ちゃん、だよね?」
ニコッと笑って、芹沢先輩が私に名前を確認する。
「は、はい……」
私は月島先輩がくれたお茶のペットボトルをぎゅっと抱きしめて答える。
全く読めない状況に怯えてしまってる。
そんな私の様子を見て、
「おい響、浜崎さんにちゃんと今回の用件を説明したの?まさか、何も言ってないまま連れてきたんじゃないだろうな―…?」
小栗先輩が月島先輩に問いただしてくれる。けど、
「あー…そう言えば、まだな気がする」
悪びれる様子もなく、しれっと答えてる月島先輩。
気がするも何も、全く何も聞かされてない……っ!
「おいおい、一切説明なしにこんな場所に連れて来られたら浜崎さんも不安だろ~…」
「そうか?」
「そうだよ、普通は」
「ふーん」
月島先輩はオレンジジュースを飲みながら、カウンターの方へ歩いていく。

