初めての恋に溺れる人魚~my first love~


取り敢えず落着けないけど落ち着いて、状況の整理から。

周りが一気に騒がしくなって、気がついたら月島先輩が私の目の前にいて―…

その……つ、つ、付き合って、って言ってなかった……!?

いやいや、でも、付き合ってって、そういう深い意味での〝付き合って”じゃないのはわかってる。

だって、〝場所は”って言っていたし。

きっと私と何処か行きたい場所があるんだ。

そうだ、そういう事だ。

だから、放課後迎えてに来るって言ってたって事でちょっとは納得……?

納得、なんて出来る訳ない。

ボッ、

と、顔が赤くなる自分に気がつく。

月島先輩が私と行きたい場所がある、とか、とんでもない事じゃない……!?

こんな地味で根暗な私と、あの月島先輩が……!?

ああもう尚更、月島先輩の意図がわからない。

そこでまた、


「……!」


ハッとする。

私が昨日、気づかない内に粗相をしてしまって、放課後、その……シメられるとか……??

ま……まさか。まさかね……

上昇した熱は一気に冷めていく。

そこでまたハッとしてしまう。

教室内外にいた、ほぼ全員の視線が私に向けられている事に気づく。

この状況は、この状況でかなりヤバイんだと鈍感な私でも分かる。