ロゼッティの出現。

ホームステイ生活に陰り。

気分転換を兼ね、「オーデンセ」へ1人旅。

童話作家アンデルセンの故郷。

おとぎの国。

色とりどりミニチュアサイズの家。

家の周りに綺麗な花々。

窓辺には可愛らしい置物。

ちゃんと人が住んでいる。

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でもちょっと孤独。

雨は土砂降り。

レインコートは紛失。

宿は満室。

アンデルセンのような「放浪の旅」。

と、言うより。

「フーテンの寅さん」。

駅で夜明かし。

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翌日、「イエスコウ城」見学を思い立つ。

路線バスがない。

徒歩では遠い。

やむを得ず、ヒッチハイク敢行。

親切な老人が出現。

車で近くまで送ってもらう。

森と湖に囲まれた中世の城。

ヒッチハイクが似合う風景。

そして再び、ホルステブロへ。

駅までお迎え。

家出少年の帰宅。

ちょっと照れくさい。

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「北海」へのドライブ。
波は荒く海水浴とは程遠い。

北欧はサッカー好き。
サッカークラブの練習見学。

夜間の川釣り。
収穫はマス一匹。

牧歌的な教会。
日曜礼拝。賛美歌の歌声。牧師の短い説教。

こうして2週間は過ぎた

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8月23日。

ホストファミリーとの別れ。

「世界ウルルン滞在記」のように・・・

見ず知らずの日本人。

暖かく受け入れてくれた。

別れ際。

エリが一枚のTシャツをお土産に。

胸にロゴマーク。

"HOLSTEBRO"

今でもタンスの片隅に眠る。

ロゼッティ。

香港の住所を書いたメモ。

再会の予感。

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さようなら

ホルステブロ

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再び、列車に乗る。

最終目的地。

「花の都パリ」を目指す。

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