それから何時間経ったんだろ… そう感じるくらい私はずっと神社の木陰で座っていた。 ゆっくり立ち上がり周りを見渡してみる 神社には誰一人いなかった。ついさっきまであんなに賑やかだった町中もいつもの静けさを取り戻している。 「…失恋しちゃった」 グッと涙を堪えて空を見つめた。 「ひーなーっ!」 ふと後ろを見ると走りながらこっちに向かって来る彗斗がいた。 「彗斗?!まだいたの?」 「探したよっ!…ったく!馬鹿陽栞!!」 そう言って彗斗にでこピンされた。 ふと額を見ると汗が所々にあった。