彗斗side 『陽菜ちゃんが好き。そう言ったらお前はどうする?』 黒い瞳でジッと俺を見ながら緋呂は陽菜の名前を口にした。 あろうことか…好きとか言いやがって。 …ふざけんな。 「お前は梨華が好きなんだろ?!…なのになんで陽菜が好きとか言うんだよ!」 頭がついていかない。 昨日、緋呂と陽菜が会ったって聞いただけですごくイライラしたのに… キスしてたなんて… なんだよそれ。 今は怒りよりも悲しいという気持ちでいっぱいだった。