「…幸せになれよ。…幸せに……」 それが今言える精一杯の強がりだった。 梨華は「うん」と一言だけ呟いて俺の前から姿を消した。 「梨華……さよなら………」 きっと俺は忘れないだろう。梨華が最後に言ってくれた゛ありがとう゛を。 梨華と過ごした想い出も 大好きな梨華の笑顔も… 梨華… 絶対俺は忘れないからな。 こうして、俺の恋は幕を閉じた… でもきっと俺は後悔なんてしないだろう。 少なくともそう信じたい…