「陽菜ちゃん、顔赤いよ?」 そう言って緋呂くんは私の頬を触った。 ヒンヤリしててとても気持ちがいい… このまま時が止まればいいのに。 ずっとこうしてたい‥。 「太陽のせいだよ。」 「大丈夫?!」 私がこういえば心配してくれることもちゃんと知ってる。 だからわざと言った… 心配して欲しかったから。 こうすれば緋呂くんは傍にいてくれる‥ 「緋呂くん…あたし……」 どうしてそんなに優しそうな瞳をしてるの? どうしてそんなに優しくしてくれるの? あたし・・期待してもいいの?