「緋呂くん…」 「こんなところでなにしてんの?」 「いや…ちょっと。」 そう言って私は緋呂くんから目線を外した。 「公園行く?」 「うん…」 公園に向かう途中ずっと無言のままひたすら歩いた。 でも今はその方がいい。 私の頭の片隅には彗斗の顔が浮かんでは消えて…その繰り返しだった。 これからどうやって接していけばいいんだろう。 明日どんな顔をすればいいんだろう…