あれから数年。

それぞれの道に進んだ私達。

でも相変わらず仲良くしている。

─それぞれの未来─

私達はそれぞれの道に進んだ。

でも、私の隣には田中くんがいる。

相変わらずだね、私達。

『田中くんー』

「そろそろ名前で呼べよ、姫依」

『やだ。田中くんがしっくりするの』

「はいはい。お前にはかなわねぇよ」

ごめんね?でも君の困った顔が好きなの。

「姫依、いくぞ」

『待ってよ、侑生』

「今…名前」

『今日は特別よ?』

「素直じゃねぇな」


今こうして笑えるのは先生のお陰。

ありがと、私の初恋。
先生が好きでした。